特集・連載
リーの王道Gジャン「101J」は初めてを意識した不変の男服
偏愛デニム集 ワードローブの定番「デニム」。子どもの頃から穿いているのに、大人になった今もなお飽きもせずついつい手をのばしちゃう……。昔毎日のように穿き倒し、今はサイズアウトしてしまったカビ臭い一本も、なぜだか捨てられずに何年もたんすの片隅を占拠中……。時に苦楽をともにし、それと同じ数だけシワを刻んできた思い出の一本がアナタにもきっとあるでしょう。今をときめくお洒落のプロもまた然り。ファッションに精通しているからこそフツウを逸脱したその愛を、ご本人の私物とともに紹介してもらいました。 この記事は特集・連載「偏愛デニム集」#11です。
“初めて意識した男服”―レショップ コンセプター 金子恵治さん
学生時代に“こういう服こそ男服だ!”という意識を芽生えさせてくれたのが、リーの名作101J。色々なデニムジャケットに袖を通してきましたが、他社のアイテムよりも立体的で身体にしっくりフィットするパターンワークに、機能美も感じさせられました。
これを愛して以降、ライダースジャケットやエンジニアブーツといった男くさいアイテムにハマっていくことに(苦笑)。
今でも自分でバイイングするアイテムには少なからず“機能美のある男服”というイメージが反映されていますし、実際に自分のワードローブの軸にもなっているんです。(金子さん)
レショップ
コンセプター 金子恵治さん
1972年生まれ。エディフィスのバイヤーを経て、2015年から“洋服の惣菜屋”をテーマにした同店のスタートに参画。未知のブランドを急速に広める、今服飾業界でもっとも影響力ある一人。
【今買える】LEE 101J
LEE[リー]
101J
定番好きなら誰もが焦がれる王道Gジャン。1931年に登場して以来、デザインも仕様もほぼ変わらずに現在まで展開されている。1万4000円。(リー・ジャパン カスタマーサービス)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。