ファッションの新方程式は【春コート=ハバーサック+SOLOTEX®】と覚えよう!!

HAVERSACK ハバーサックの ステンカラーコート

HAVERSACK
ハバーサックのSOLOTEX® ステンカラーコート

冬真っ只中ではあるけれど、そろそろ狙い目スプリングコートが気になる今日この頃。ありきたりのじゃなく個性があって、でも品格を備え、着心地も快適な、そんな大人コートが今年の気分です。ということで、ハバーサックのコチラはいかが? 

デザイナーの乗秀幸次氏が2001年から展開しているハバーサックは、ミリタリーやワーク、テーラードなどのオーセンティックなエッセンスをベースに、ときにそれらのディテールなどを巧みに融合させながら、独創的なモダンスタイルを提案しているファッションブランド。ここで紹介のコートも例外じゃなく、ドレッシーなステンカラーコートでありながら、ミリタリーやハンティングなどのコートに多用されるストームフラップ(※1)やチンウォーマー(※2)を備えた、独創的なミクスチャーに仕上がりました。

しかも、生地とマッチングカラーのナットボタン(※3)が、さりげなくヴィンテージテイストを強調。それでいてシルエットは、かなりゆったりめのAラインというのがイマっぽく、加えてセンターベントが深めゆえ、さまざまな動作においても、その妨げにならないというのも高ポイントです。

さらに注目すべきが、生地に帝人フロンティア社が開発した高機能性繊維「ソロテックス」が使われているという点です。これは、繊維が螺旋状の特異な分子構造であることから風合いが際立ってソフトであり、クッション性に富むうえ、軽やかに伸びて、しっかり戻ろうとする形態回復性にもすぐれた超ハイテク素材。発色性もいいというのですから、昨今、多くのブランドがこぞって採用しているのも大いに納得です。

また、本品で採用されている「ソロテックス」の生地は、こうしたもろもろの利点に加え、織りに工夫を凝らしたのちに撥水加工を施しており、前述のストームフラップなどと相まって、雨の日の着用においても余計な気おくれを排除。しかも、生地が不用意にほつれることのないよう、レーザーカットによる裁ち目仕様が採用されているのも注目点で、これにより、ハバーサックのモットーでもある「毎日着ることができ、長くワードローブに置いておくことができる」実用コートに仕上がっているのです!

オーセンティックな味わいを濃厚に漂わせつつもシルエットはイマドキで、それでいて着心地はハイテクの採用で超快適な、このコート。合わせるスタイルの守備範囲もかなり広いとあって、この春、ONにOFFにと大活躍してくれること間違いなし! です。 7万5000円。

※1 雨の染み込みを防ぐなどの目的から、肩や胸、背に設けられたカバーのこと。
※2 衿元から雨風が侵入するのを防ぐため、上衿の外側を前から押さえ、ボタン留めする布パーツのこと。
※3 南米産タグワ椰子の実の種が原材料で、水牛角ボタンに次ぐグレードの高級天然ボタン。もとは乳白色だが、染色すると表面に濃淡と、年輪のような渦模様が現れる。

 

(問)ハバーサック代官山
☎ 03-3477-0521
http://haversack.jp/

※表示価格は税抜き


文/山田純貴