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オールデン フォー ワイルド ライフ テーラーのプレーントウ ブーツ

クレープソール×ミリタリーラスト採用で履き心地快適

ワイルドでありながら、伝統的なテーラードも備えた、大人が通う洋品店をコンセプトとするセレクトショップ「ワイルド ライフ テーラー」は今年、誕生10周年。これを記念して同店が初めて米・オールデン社に別注したモデルが、原点回帰の思いのもと復刻されました。

その別注オールデンは2型があり、ひとつは名靴「990」がベースのプレーントウ(『Begin』2020年3月号P.19にて既報)。そして、もうひとつがコチラのプレーントウブーツです。

「ワイルド ライフ テーラー」が“元ネタ”としたのは現在、日本でスエード×クレープソールタイプが定番で展開されている「6インチ プレーントウ ブーツ」。それを米・ホーウィン社のダークバーガンディ(ナンバー8)のシェルコードバンにのせ替えたのが、この別注ということになります。したがってソールはクレープ製(蹴り出し部分のみレザー)で、木型も“元ネタ”と同じミリタリーラストが採用されています。

ちなみに、この木型はその通称が示すとおり、元来が軍靴用ラスト。多くの兵士たちの足形に適い、かつ長時間の行軍でも疲労しにくい木型として、第二次大戦中に開発されました。定番木型として使われているのは日本のみと思われます。

と、クッション性重視のクレープソールと、この疲労しにくい形状のミリタリーラストが相まって、履き心地は上々。しかも革好き大好物のホーウィンコードバン製とあって、これはオールデンファンには見逃せない一足でしょう。しかもON&OFF問わず、さまざまなスタイルに違和感なく合う守備範囲の広さも高評価。数に限りがあるので、お買い求めはお早めに!

オールデン フォー ワイルド ライフ テーラーのプレーントウ ブーツ

ほんのり丸みを帯びたトウが印象的なミリタリーラストを採用。スマートに見えるが、じつはボールガース(踏みつけ部分の幅寸法)は見た目以上にゆとりがある。また、内側に屈曲した形状ながら、同ブランドの「モディファイドラスト」に比べると、その屈曲度は著しくない。

オールデン フォー ワイルド ライフ テーラーの
プレーントウ ブーツ

製法:グッドイヤーウェルテッド
木型:379X(通称ミリタリーラスト)
ウィズ:D
アッパー素材:コードバン ※米・ホーウィン社製
ソール&トップリフト素材:プランテーションクレープ ※トウにレザーチップ縫合
カラー:ダークバーガンディ(ボルドー)のみ
価格:13万3000円

問い合わせ先/ワイルド ライフ テーラー TEL.0120-298-133
https://wildlifetailor.adametrope.com

※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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