EVERGOODS エバーグッズのシビックトランジット バッグ 40L

エバーグッズのシビックトランジット バッグ 40L

縦型トートにショルダーハーネスを付けてデイパ感覚で背負える機能を加えた、通称ショエルトート(©ビギン)。

重たい荷物を運ぶときやチャリに乗るときは背負う。で、品よく見せたい&電車に乗る際なんかは手持ちする。な〜んて利便性が大ウケして、ここ数年バッグ界の新潮流になってましたが、その系譜に連なる新たな“ショエル”を発見しちゃったんです……その名もショエルトロリー!(再・©ビギン)。 

お察しの通り、これはデイパに見えてじつはれっきとしたトロリーバッグ。底面に車輪こそ付いてないものの、三方ガバッと開く仕様や内部を見れば、一目瞭然。大きさの異なる複数のメッシュポケットや衣類収納に適した広大な収納スペース、衣類を適正な位置にキープしておくためのバンド等々、収納設備はトロリーそのものなんです。

このありそうでなかったバッグを手掛けた、2018年に米国モンタナ州ボーズマンでデビューした新鋭エバーグッズ。パタゴニアのバッグデザイナーを務めていた人物が参画してると聞けば、このコロンブスの卵的バッグが作られたのも頷けるでしょ?

奇想天外な発想と“実”を極める作り込み(下記参照)は目利きバイヤーたちの心にも響き、すでに早いショップでは注目され始めてるんです……が、ビギン的にはそうした機能面に加えて、このロゴすら簡略化したミニマル顔も、すこぶる今に合致してるんじゃないかな、と。

今まではゴロゴロ一択だった出張&トラベルのバッグ事情。そこに“背負う”という新たな選択肢を与えてくれたうえ、ブランドロゴを過度に押し出さない=力みのないデザイン、というミニマル力に長けた新感覚トロリー。出張カバンの次世代を背負って立つ存在になるのは、コイツしかいません!

 

ミニマルなデイパ顔なのに中はスーツケースじゃん(驚)

EVERGOODS エバーグッズのシビックトランジット バッグ 40L

大小のメッシュポケットや衣類収納スペース、バンド類をはじめ、中はまんまトロリー。外側だけ見たらデイパにしか思えませんよね!

 

ボディとハーネスの間にマチを設けて“快”を追求

ボディとハーネスの間にあるマチ

ボディに直接ハーネスを付けるのではなく、間に立体裁断したマチパーツを備えることで、常に最適なフィッティングを実現。

 

快適なアクセスを考え抜いて片側のみにファスナーを集約

EVERGOODS エバーグッズのシビックトランジット バッグ 40L

背負ったまま内部にアクセスすることを考慮して、ボディの左サイドにファスナー類を設置。利便性を追求した作りに本気を感じます。

 

サイドに備えられた控えめなロゴパッチもミニマルでイイじゃん

サイドに備えられた控えめなロゴパッチ

 

ショエルトロリー

EVERGOODS エバーグッズのシビックトランジット バッグ 40L

米国の新鋭が開発した次代のトロリー。デイパ風に背負えるという構造はもとより、縫製箇所を少なくして強度を上げたり、極ラクな背負い心地を生むためにハーネスの構造を見直したりと、“実”を極める作りは敬礼モノ。W28×H40×D20cm。3万9000円。

(問)サンウエスト
☎ 03-3544-2751
https://evergoods.jp//
 
※表示価格は税抜き


[ビギン2020年1月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/黒澤正人

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